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How にこだわる(?)日本人

IT(情報技術)業界に勤めているのですが、留学する以前から気がついていることがあります。日本企業がITの導入を検討する時、「他社の導入事例」はとても欲しがられる情報です。大きな投資になるし、実績ある製品や提供会社について検討し勉強するという意味では間違ったことではないのですが、この「事例」の観点がすごくシステム寄りの話が好まれたりするのです。たとえばコンピュータシステムの構成、容量、使用している製品名、ツール、ネットワークの速度、等々が図式がされているのが日本の会社が好む「システム導入例」の典型です。最近は少しこの傾向は弱くなっていると思いますが、「どのようにシステムが構成されているのか?」はまだまだ好まれる情報です。一方、欧米の「事例」というのは、文章だけだったりします。そして「どのように・・・」が中心ではなく、「何を目的として・・・」とか「何故・・・」という着眼点で経営視点で語られていることが多いです。 だからこれを翻訳するとえらく亡羊とした、いわゆる「ハイレベル」な内容となって日本のビジネスマンからはまるで受けない内容になりがちなんです。留学後、この現象を表現する端的な言葉を見つけた気がします。日本人は「How」に拘っている一方で、欧米人は「What」を先に決めている。言いかえれば「How」なんて千差万別で、それぞれの状況で個々の努力で進めればよい、と・・・。 「How」を真似ることを考える前に、経営者としてマネジメントとして自分の「How」を考えよ、と・・・。この考え方はとても大事だと思いました。 欧米の事例の多くが「こういう経営課題を解決しようとして、このシステムを導入した」ということが端的に書かれており、その先の「How」にあたるシステム構成やらネットワークの速度なんて、別途実現技術として考えればいいでしょ。この事例の中に盛り込む必要もないでしょ。っていう感じのものが多いのはこの考え方の違いによるのでしょうね。...

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